コラム『BROSENT知恵袋Vol.46~良い革の条件って何ですか?』

こんにちは、BROSENTの清水です。

皆さんの靴に対するお悩みや質問にお答えする『BROSENT知恵袋』。

本日は『アッパーに使われる革』に関するご質問にお答えします。

 

本日のご質問はこちらです。

 

 

『様々な所で「〇〇の革を使っていますから良いですよ」と宣伝したりしていますが、正直良い革と言うのが今一つ良く分かりません。良い革ってどんな革ですか?』

 

 

これはまた難しい質問ですね~。。。(;^_^A

正直人それぞれ、と言うところもありますが、今回は一般的、と言うかごくごく当たり前の条件を書いてみたいと思います。

 

 

まずはカーフから。

革と言うより靴でイメージした方が分かりやすいかもしれません。

皆さんが思う良い靴ってどんな靴ですか?

『履きやすさ』と『長持ちする』を両立した靴じゃないですか?

『履きやすさ』はあってもすぐ壊れたら嫌ですし、『長持ちする』けど固くてどうにもならない靴も嫌ですよね?

これを革に置き換えると分かりやすいと思います。

 

『履きやすさ』=『革が柔らかい』

『長持ちする』=『革に厚みがある』

 

これです!!

 

ただ物理的には。。。

 

『柔らかい』=『薄い』

『厚みがある』=『固い』

 

ってのが常識なんですよね~。。。

ですが≪良い革≫って言うのはこれを両立しちゃうんですね~。

良いカーフとは。。。

 

 

『ごくごく単純に言うと、『柔らかい』のに『厚みがある』のが革が良いです!』

 

 

だから高いんです!!

安い靴はコストをかけられないのでどちらかを諦めた革を使うしかありません。

 

あとちょっと素人の方には分かりにくいかもしれませんが。。。

 

 

『張りがある革が良いです。』

 

 


 

よく私たちが『フガフガしている』と言うんですが、革の表面が浮いたような触り心地の物は使っていくうちに入る皺があまりきれいに入りません。

上の写真の靴、20年ほど前に購入したものですが、今買うと7~8万円くらいする某英国メーカーの靴です。

このクラスの靴でも時々こういった革が混じることがあるので、買う時気を付けましょう。

 

 

続いてはスエードです。

 

 

こちらは一気に答えから。

 

 

『スエードはとにかく毛足が密で、ばらつきが無いものが良いです。』

 

 

安いスエードは使用している内に毛羽立ちがひどくなり、白っぽくなってきます。

イメージとしては生地のベロアやビロードのような見た目が理想的です。

 

分かりましたでしょうか?

ただ最初にも書きましたが、人それぞれなのであくまで一般論と言うことで。

 

ちょっと分かりにくかったかな~。。。

反省。。。_| ̄|○

 

 

ではでは。。。

 

 

引き続きお悩み、疑問、質問を受け付けていきますので、是非お気軽にご質問下さい!!

 

≪質問受付≫

ご質問は『コンタクト』からお願いしたします。

BROSENT知恵袋に質問です、みたいな事を書いておいてください。

あとお名前は出しませんのでご安心ください!

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    名無し (日曜日, 20 12月 2020 16:02)

    輸入品は価格がアテになりませんね。
    ラストの都合もありますから、日本製の靴から優先して検討してます。
     
    革の質の話になるとよくキメ細かさがどうのこうのと聞きますが、良い革はやはりキメ細かく、クリームを入れるとキラキラとした艶があるものなのでしょうか?

  • #2

    BROSENT (日曜日, 20 12月 2020 17:03)

    名無し様、コメントありがとうございます。

    私が前職でインポーターをやっていた時はちゃんとした価格を付けてましたよ(笑)

    そうです!
    キメの細かさも良い革の条件の一つですね。
    キメが細かいとおっしゃる通りクリームだけで充分光沢が出ます。