コラム『雨靴とオールソールについて~貧乏人の知恵』

こんにちは。。。BROSENTの清水です。。。

 

私仕事柄これまで数多くの欧米の有名靴店を見てまいりました。
イギリス、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、ドイツ。。。で気付いたこと。
日本ほど世界中の靴を販売している国は無いと言う事。
そして日本ほどラバーソールの展開が多い国は珍しいと言う事。。。

ある資料では日本の年間降水量は1,718mmで、これはアメリカやヨーロッパ諸国の倍以上になるそうです。
ランキングでも世界46位で、日本より上位の国は南米や東南アジアと言った所謂熱帯、亜熱帯と言われる地域が並んでいます。
その位日本の降水量って多いんです!
では年間で雨の日ってどの位あるかご存じですか?
日本国内の全国平均で約120日、東京だけで見ると100日強です。
つまり25~30%が雨の日と言う訳ですね。
と言う事はカレンダー通りのご出勤だとすると。。。20%程度でしょうか?(数字弱くてすいません。。。)
1週間の出勤で1日は雨が降るという計算になります。

で、何が言いたいかと申しますと。。。『たった1日のために雨用の靴買うのもったいなくないですか?』と言うこと。
『持っている足数が少ないので、雨の日にも履けるように』と言うのなら分かります。
ですが意外にも『雨用の靴を探しているんですが。。。』と言う方が多いんです!
しがない靴屋の店員としては『お金あるな~』と言う感じです。。。
だって端から濡れるの前提で新しい靴を買うんですよ!リッチマン以外に考えられません!!
『なら雨の日に何履けば良いんだよ!?』と言う声が聞こえてきそうですが、もちろん『ラバーソールが良いでしょう』とお答えさせていただきます。
問題はそのラバーソール靴の入手方法なんです!!

BROSENTのコラムをご覧いただいている方なら、グッドイヤー製法については、何となくその特徴をご理解できていると思います。
そのグッドイヤー製法の靴ならレザーソールをラバーソールに変更することが出来るのをご存知でしたか?
どうせ雨に濡れる運命なら、使い古して濡れても気にならない1足を雨用に仕様変更してしまえば良いんです!
最近は見た目がドレッシーなラバーソールも増えてきているので、ルックスの問題はほとんど気にならないと思います。

ね?グッドアイデアでしょう!!
これで雨の日も安心です!

 

そして折角新しい靴を作るなら、週の4日は降らないんですからレザーソールで作りましょうね!それの方がかっこ良いですし!(^_-)-☆