BROSENTではハイシャイン(鏡面磨き)はオススメしない???

BROSENTの本間です。

 

リカルドベステッティ氏がお亡くなりになられたのは本当にビックリしました・・・と言うか悲しいです・・・

 

私、リカルドの靴は1足も持ってはいないのですが、あの独特な雰囲気と粗削りながら完成度の高い靴は

後にも先にも無い衝撃だったのを覚えています。

 

まだまだ若いリカルドベステッティ氏がこのまま数十年、靴を作り続けて居たら・・・。

恐らく物凄い靴がこの世に生まれたでしょう。。。

 

心よりお悔やみ申します。

 

リカルドベステッティ氏への追悼blogも是非ご覧ください。➡コチラ

 

さて、気持ちを切り替えて!今回は以前のブログで清水からのパスを受けたのでこのテーマで書きたいと思います。

 

BROSENTでは靴の寿命を一番に考えた「修理」「メンテナンス」をご案内します。

ハイシャインをお勧めしていないのと同様BROSENTの修理、メンテンスは靴の寿命を延ばすこと、靴を大事にすることを前提に行っています。

 

「ハイシャインをお勧めしない」???

 

おそらくこの部分で「は???」と噛み付きたくなる方も多いかもしれません💦

少しだけ広い心で読んで頂ければ嬉しいです。

 

ハイシャインまたは鏡面磨き、グラサージュ・・・色々な呼ばれ方をする技術ですがこんな感じの仕上げです✨

 

 

鏡の様に顔が映り込む程に磨き上げる技術ですね♪

見た目も非常に美しく見えます✨

 

キレイに見えるのになぜお勧めしないの???

 

じつはこれには私本間の経験からの答えになります。

 

因みに「ハイシャイン」って今では普通に皆さん言ったり雑誌で見たりしてますけど・・・

誰がいつ言い出したの?

 

少しだけ本間の長話しにお付き合い下さいm(__)m

ハイシャイン誕生の瞬間がこの文章で解るはずです♪

 

さかのぼる事、21年前。私本間が20歳の頃の話です。

私本間は大学には行かずに、高校卒業後18歳で「シューケア」に携わる会社に入社しました。

 

当時は今の様に海外の靴も有るには有りましたが今ほどメジャーに取り上げられる事もなく、履いてる人も少なかったですね。

履いてる人も「フェラガモ」とか「グッチ」等のスーパーブランドの靴が多く「エドワードグリーン」や「ジョンロブ」なんて

殆ど見る事もなく、お店でも置いてあるのが珍しい時代でした。

 

「バブル」が弾けた後の余波で「靴は汚くなったら捨てて新しい靴に買い替える」と言う方が少なく無い時代でもありました。

 

そんな時代ですから「シューケア」なんて、ほとんどの人が興味を持たずに非常に日陰な職業でした(;´Д`)

 

思い出すのもツライ・・・あの毎日・・・人気無いな俺・・・と思う日々でした(無)

 

そこで諦めずに何とか「シューケア」を表舞台に出したい!!と言う希望を持ち、当時は10名に満たないメンバーで

「シューケア」の楽しさや素晴らしさを伝える活動を地道に行いました。

 

いずれ名前を出させてもらおうと思ってますが私の師匠でも有り

「シューケア界のレジェンド」と言われるあの方を筆頭に!!

 

このまま話続けると、本当に長くなるので色々省略しまして・・・

そんな日陰仕事のシューケア業界でしたが、ついに希望の光が差込みました。

 

私の勤めていた会社はフランスやイギリス、ドイツ、スイス、アメリカ等の

「インポート」のシューケア用品の輸入代理店でした。

当時はインポートのシューケア用品はスゴク珍しかったんですよ(笑)

今では世界各国のブランドが手軽に買える様になったのは私からすると奇跡の様な現実です(´゚д゚`)

 

そんな希望の光とは!当時取引先でも有ったフランスのシューケアブランドのマネージャーがある日来日しました。

 

来日の際に某有名セレクトショップで「メンテナンス」のプロモーションを行いそれに私も勉強の為、同行したのですが

すごく「スタイリッシュ」で「ファッショナブル」な見せ方をしたんです。

 

「これ凄いですね!」

 

「そうかい♪ハイシャインって言うんだよ」

 

「ハイシャイン??あースゴイ光ってるってそのままじゃん(笑)」

 

 

それが「ハイシャイン」との出会いでした。

 

つま先からグラデーションをかける様に光らせるパフォーマンスは衝撃でした。

 

インポートの普通でもカッコイイ靴が「ハイシャイン」をする事でさらに「セクシー」に「ドレッシー」に!

 

それを見た瞬間に「これだ!!!」と直感で感じました。

 

シューケアに興味の無い人達に興味を持ってもらう為のパフォーマンスとして「ハイシャイン」は恰好の「ネタ」となりました。

 

当時の日本でも路上で靴を磨かれていた方達はツマサキをピカピカに光らせていたので技術としては有りました。

 

しかし「ハイシャイン」と言う言葉は日本では全く使われていない言葉だったんです。

 

 

そこで私達は「ハイシャイン」を引っ提げて全国の百貨店やセレクトショップ等で

パフォーマンスを行ったのですが結果は???

 

現在の状況を見れば一目瞭然ですよね☆

今では色々な方達が普通にこの技術を楽しんでますよね( ̄ー ̄)ニヤリ

 

大成功です!!一躍脚光を浴びた「ハイシャイン」はのちに「シューケア」全体を盛り上げる起爆剤となったのは間違いありません!

 

 

と、ここまでは過去の頑張りの話ですが、やっと本題に戻ります。

 

そんな頑張って広めた「ハイシャイン」をなぜお勧めしないのか?

 

フランスメーカーのマネージャーはこう言ったからです。

 

「ハイシャインはパーティーメイクなんだよ。普段からパーティーメイクしてたら肌がボロボロになっちゃうだろ?

 だから普段はナチュラルメイク(クリーナー+乳化性クリーム)が良いよ。男も女もかっこよく見せたいシーンで

 ハイシャインをすると良いよ」

 

と。確かに分かりやすい例え話です。メイクとシューケアは似ている。

靴のメイク・・・なるほどねーーー。しっかりメモして使わせ頂きました。

 

「シューケアをお化粧(メイク)に例える説明」って1度は聞いた事有りませんか??

 

これも20年前から皆様にシューケアを解りやすく伝える為に頑張って話し続けた結果です( `ー´)ノ

今ではシューケアの説明のスタンダードになってますね♪

 

だから前職での経験を活かしBROSENTでは普段履く為のメンテナンスに持って来られた方には

こちらからはあえて「ハイシャイン」はオススメしてないのです。

 

結婚式に!パーティーに参加する!って事でしたらバッキバキに光らせます✨

 

ハイシャインをした靴をそのまま履き続けるとこんな感じになる事が有ります。

かなり酷い例ですが・・・


 

これは「ハイシャイン」を掛けた場所に強い衝撃が加わった時に起こります。

 

例えば「階段とかでぶつけたり」「誰かに踏まれたり」・・・

 

ロウのコーティングなので強い衝撃を与えると粉々に崩れるんですね。

 

画像を見ると「おぉぉぉぉぉ・・・(;´Д`)」となりますよね💦

 

すぐにご自身で対応して頂ければ問題ないのですが、そのまま放っておくと・・・

 

非常に革に宜しくない・・・。

 

ですので「ハイシャイン」は決してダメな事をしているとは言いません。

僕も格好良く見えて好きですし♪

 

ただ、パーティーメイクなんで毎日パーティーじゃ皮膚(革)が持ちません・・・

そして、パーティーメイクはやはりキチンと落とさないと。肌荒れの原因に💦

 

ここぞ!と言う時の「お洒落メイク」として「ハイシャイン」楽しむのが丁度良いんじゃないかな?って思ってます☆

 

そんな本間がお勧めする磨き方は「ハンドポリッシュ」です。

 

ハンドポリッシュとは乳化性のクリームを指で塗りこみそのまま摩擦でツヤを出す手法です♪

こんな感じです。

 

 



こんな感じの仕上がりです♪

 

どうですか?上品なツヤだと思いませんか?

 

最後にbefore/afterを♪

 


 

BROSENTでは「靴の染め替え」「メンテナンス」「修理靴」を郵送でもお受けいたします。

郵送でのお手続きについて