コラム『私と世界の靴vol.9~トリッカーズ(英)』

こんにちは。。。BROSENTの清水です。
今回は、トリッカーズのアウトレットショップで見かけた珍品や皇室ご用達の由来などをご紹介します。
興味があったらお付き合いください。

 

本間『ノーザンプトンの工場直営のアウトレットって靴好きの中では永遠の憧れですよね~』
清水『そうだね。俺買ったことないから詳しくは分かんないけど、日本で買う値段の3分の1とかで買えるんじゃないの?』
本間『良~な~』
清水『結構見かけるよ、日本人。トリッカーズのアウトレットって大きな通りからちょっと入った所にある従業員用のパーキングにあってさ、結構分かりづらい所なんだわ。』
本間『へ~』
清水『仕方なく正面入り口からピンポ~ンって来ちゃって、受付の人もしょうがなく中で俺らが仕事してる部屋を通過させてショップに案内したりしてた(笑)ドキドキして来てるんだろうね。中に日本人がいて安心したのか『日本人の方ですか!?』みたいな(笑)』
本間『あるある!僕なんか英語からっきしなんで、海外行って日本人見るとやたら安心する!』
清水『でもホント日本人の買い物魂は凄いよ。何度かトリッカーズの人にノーザンプトンから車で2時間くらいかな?レアミルズってところにジョンスメドレーの工場とアウトレットがあるんだけど、超ド田舎なのね。でもいたことがあるんだよ、日本人の親子が!「どうやって来たんだ!?」って!』
本間『根性ですね~!それだけ安いってことですか?』
清水『安いね~!ニットで70ポンド程度だったかな?1万円しなかったよ、当時。ポロシャツなんて数千円だった。』
本間『そりゃ安い!』
清水『折角車飛ばして連れてってくれるから、悪くて買うだろ。当時30枚近く持ってたぞ、ジョンスメ。ほとんどあげちゃったけど』
本間『もったいな!』
清水『話が逸れた。トリッカーズのアウトレットに話を戻そう。行ってる期間に数回簡単な改装があったんだけど、今は珍品をディスプレーしてるキャビネットがあってさ。結構『お!』って言うのがあるのよ!例えば。。。』

 

 

清水『クロコのタッセル!』
本間『トリッカーズっぽくないですね~』
清水『日本ではトリッカーズ=カントリーだからな。ちゃんとドレスも作ってるんだぞ。これなんかもっと凄いぞ』

 

 

本間『ダサっ!( ゚Д゚)』
清水『確かに(;^_^Aいつ頃作ったのかは知らないけど、結構前だよな、多分。でもロンドンのマーケットとかで古靴探してるとこの手のラスト結構多いんだよ』
本間『へ~』
清水『じゃあもっとダサいの』

 


 

本間『笑えますね~!』
清水『日本でいうおじさん靴だよな、最早(;^_^A』
本間『素材はリザードだったり、オーストリッチだったり、この黒いのはなんだろ?高そうなの使ってるのに、デザインとかラストとか凄いですね!』
清水『チャールズ皇太子がダイアナ妃と結婚する前はロンドンのジョンロブで靴作ってたんだって。やっぱりどクラシックなんだろうね。ダイアナ妃が「あなたまだ若いんだから、もう少しモダンなの履いたら?私の故郷にトリッカーズって言うのがあるから履いてみたら?」ってんでトリッカーズ履き始めたらしいんだけど、これモダンなのか。。。(-_-;)』
本間『そうなんだ!?』
清水『そう。ラストあったもん、チャールズの』

 

 

本間『うわ!本物だ!』
清水『ちょっとダサ目だよな。。。(-_-;)』
本間『確かに。。。』
清水『じゃ、靴はこの辺りで』
本間『恒例の飲みですね!』

 

 

本間『右の人知ってる!ロイさんでしたっけ?』
清水『正解!日本にもよく来てたからね』
本間『左の人は?』
清水『社長。第。。。何代目か忘れた。。。とにかく現社長のニック、ニック・バルトロープさん。』
本間『トリッカーズさんじゃないんだ』
清水『初代から何代かはトリッカーズさんだけど、途中からバルトロープさんに変わってるんだわ。奥さん性とかじゃないかな?一族ってことは間違いない』
本間『へ~!初めて見ました。』
清水『あんまり表に出てこない人だから。』
本間『行ってみないと分からないですね~。』

 

本間『如何でしたか?人気のトリッカーズの裏話。そうそう、うちの清水、日本一トリッカーズにうるさい男らしいですよ(笑)何か聞きたいことがあったら是非聞いてみて下さいね!ではまた次回!』


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