親父の形見の財布を一生使います 素敵な事だと思いました

本間です。

今回の話は感動の「財布修理」のお話です。

 

特に「お父さん」はハンカチを用意しましょう!

このblogを読んだ後、きっと何だか嬉しい気持ちになると思います♪そんな内容です。

 

さて、それは先日の昼下がりの頃です。

1人のお客様が修理のご依頼でBROSENTにご来店頂きました。

 

お客様:「財布の修理って出来ますか?」

 

本間:「どのような修理になりますか?」

 

お客様:「実は・・・かなり傷んでるんですけど・・・もし修理出来るならば・・・」

 

そう言ったお客様がカウンターに1つの「財布」を置きました。

 

それがコチラの財布です。

 

 

 

 

この「財布」を見た時に正直な所、「これは修理は厳しいな・・・」と思いました。

 

本間:「だいぶ傷んでますね・・・。革も劣化して無くなってしまってる部分も有りますし・・・」

 

お客様:「やっぱり、もう修理は出来ませんか・・・。実は・・・」

 

と、お客様がこの財布の思い出を語ってくれました。

 

お客様:「実は、この財布は僕の親父の財布なんです。もう亡くなってるので、形見と言うか。この財布の革は「鰻(ウナギ)」の革なんですけど。うちの親父、鰻屋で。それで、この「鰻」の革の財布をずーっと使ってたみたいなんです。親父が亡くなってからは僕が跡を継ぐ事になって。それで親父が大事にしていたこの財布も僕が形見として使ってたんですけど・・・だいぶ古いせいかボロボロになっちゃって。」

 

本間:「そうなんですね。鰻の革は元々がすごく薄い革なので、ほつれた所から破けたりしますよね・・・」

 

お客様:「やっぱり、ここまで傷んでしまうともうダメですよね・・・修理できなくても接着剤でもガムテープでも何でも使って一生使います!」

 

本間「・・・・・・」

 

言葉も出ませんでした。

親の形見を大切に保管するのではなく、一生使う・・・ガムテープ、接着剤(泣)・・・

 

そんな事しちゃダメだ!何とかしてあげたい!!

 

本間:「お客様。こんな修理方法でなら直せるかもしれません。傷んだ場所に違う革を当ててパッチワークの様なイメージになりますが」

 

お客様:「直せるのなら直したいので是非お願いします!」

 

本間:「解りました!まずは修理可能か、修理の職人に相談してみます!」

 

この様なやり取りの中、修理方法を職人と相談して修理を開始しました。

 

職人さんの試行錯誤の後、修理完了後の財布が届きました。

 

それがコチラです。

 



 

如何でしょうか。

今回ご依頼頂いたお客様の想いを職人さんに伝えた事も有り、職人さんも本気で修理方法を考えてくれました。

 

別の革が付くことによって、全く別の財布にならない様に1㍉でも残せる部分は残してくれてます。

 

一度慎重に財布をバラし、革で補強後にもう一度組み立てる修理内容です。

 

お客様も非常に喜んで頂けました。親父さんもきっと喜んでくれてますね♪

 

素晴らしい修理に出会えた事に感謝です。最後にもう一度ご覧ください。

 


 

毎年デザインが変わる「ブランドの財布」を1年毎に新作に買い変えるのも、一つの楽しみです。

 

もちろん人それぞれの考え方が有るので決して悪いことでは有りません。

 

しかし私は今回のお客様との出会いで、心打たれました。

 

昔はこの様な事が普通だったんだなと・・・。

 

親父の腕時計、親父の車、親父の靴、鞄、ジャケット・・・親から子に譲り代々、引き継がれていく事。

もしかすると今は少なくなっているかもしれませんね。

 

私も、親父を亡くし譲り受けた形見の「デュポンのライター」や「カフスボタン」「ネクタイ」等々を今でも大切に使用してます。

 

お金には変えられない大事な!大切な宝物です♪ 

私も一生使います!!

 

 

BROSENTでは心のこもった「靴の染め替え」「メンテナンス」「修理靴」等を郵送でお受けいたします。

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