ブログ『オーダーで選べるディティール~ヒール編』

こんにちは、BROSENTの清水です。
短期連載『オーダーで選べるディティール』。
第4回目はヒール編です!

前回までのソール編、ウェルト編はご覧いただけましたでしょうか?
まだの方は是非ご覧ください。

第1回『オーダーで選べるディティール~ソール編1』
第2回『オーダーで選べるディティール~ソール編2』
第3回『オーダーで選べるディティール~ウェルト編』

それではまず初めにいつもの通りBROSENTのオーダーの方法についてから始めましょう。
前回、前々回をお読みの方は飛ばしてくださいね(;^_^A

BROSENTのオーダーは基本オプション=ほぼフルオプション、となっています。
通常オーダーは基本価格があり、オプションを追加していく方法が一般的です。
これだと基本価格の安さに釣られてオプションを追加していく内にビックリするような価格になるなんてことも( ゚Д゚)。
BROSENTではお客様に安心してオプションを色々と選んで頂けるよう基本をフルオプションとし、その他のオプションを選ぶごとに価格が下がっていく方法を取り入れています。(一部追加料金のオプションもございます)
お財布を気にせずお好みのディティールをお選びください。

ヒールはソール以上に見た目だけでなく実用も大事になってくるパーツなので、かなりのパーツを仕様を変更することが可能となっています。
まずはトップリフト(化粧)と呼ばれる部材の選択からいきましょう。
部材は革&ゴム全ゴムに分かれており、それぞれ数種類の中からお選びいただけます。
革&ゴムは2種類です。

 

カギ
カギ
三日月
三日月

 

左をカギ、右を三日月と店では読んでいます。
カッコ良くダブ・テイルとかクウォーターとか呼びたいのですが、おじいちゃん職人さんが分からないので、日本職人用語を使っています(;^_^A
これは見た目の好き好きで選んで頂いて問題ないと思います。
価格はそれぞれ。。。

カギ   0円 ※基本オプション
三日月  0円


全ゴムは全部で3種類ございます。

スタッズ(英)
スタッズ(英)
イートン(伊)
イートン(伊)
コンチネンタル(独)
コンチネンタル(独)

 

左が英国ハルボロラバー社製のスタッズドヒールで、真ん中がイタリア・ビブラム社のイートンヒールです。
どちらも同じソールと相性が良いのは当たり前ですが、レザーソールに装着することも可能です。
ですがレザーソールに付けるのに個人的にお勧めしたいのが、右のドイツ製のコンチネンタルヒール
1871年ドイツのハノーバーで創立した欧州随一のタイヤメーカーが生産しているラバートップです。
弾力性、グリップ力共にタイヤメーカーが作っているだけあって抜群です!
付けるとこんな感じになります。

 

 

『革底は滑る。。。でも革底がかっこ良いから好き』と言う方にはこちらのパターンがお勧めです。
滑るのは大概踵なんですね。
ですからヒールだけラバーにするだけで滑りは大概解消されます

 

革&ゴムのトップリフトをお選び頂いた方にはもう一つ決めていただくことがあります。
それは化粧釘と言うパーツです。
BROSENTでは3種類の中から選ぶことが出来ます。

 


 

左がBROSENTのオリジナルパターンで、真ん中が一般的に良く見られるパターンです。
で、右がシンプルな1本パターンです。
革&ゴムのトップリフトは履いている内に時々釘が頭を出して滑ることがあります。
それが嫌だと言う方にお勧めのパターンです。

 

最後はヒールの形状です。

 

キューバンヒール
キューバンヒール
ノーマルヒール
ノーマルヒール

 
右が下に行くにしたがってテーパードしていくキューバンヒールと言う仕様です。
日本の雑誌などではテーパードヒールと書かれていることが多いですが、これ海外では通用しません
『What?』と言われます。
海外メーカーではキューバンヒールと呼ばれていますが、理由を聞いても誰も知りませんでした。。。(;^_^A
元々はレディースの用語の様です。
踵周りが華奢に見えるので、靴全体がよりドレッシーに見える仕様です。
左が普通のノーマルヒール
そのままです(-_-;)
カジュアルっぽく見せたいならこちらがお勧めです。
それぞれ価格は。。。

キューバンヒール 0円 ※基本オプション
ノーマルヒール  -1,500円 


ヒール周りのオプションは以上です。
次回はアッパーとライニングに関するオプションです。
お楽しみに!



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