コラム『Spectator's show! Vol.8~Navy&Navy(Double Monk)』

こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんスペクテーターシューズと言う言葉をご存知ですか?
1920~1930年代、スポーツや競馬の観戦は紳士淑女にとってある種の社交場でもありました。
当然皆お洒落をして行く訳ですが、そんな時に履かれていたのが黒×白や茶×白といったコンビシューズでした。
その為そういったコンビシューズの事を観客を意味するSpectator、スペクテーターシューズと呼ぶようになりました。

日本。。。いや東京。。。いや目黒区。。。いや目黒区目黒三丁目一のスペクテーター好きだと思われる私が、その一大(?)コレクションをご紹介しながら、その魅力について語っていきたいと思います。
題してSpectator's show!!
第8回目の今回はネイビー/カーフ×ネイビー/スエードのダブルモンクのご紹介です!

 

たまには自分の所で作った靴も登場させないと。。。(;^_^A
と言う事で、こちらは昨年夏に作りました。
モデル名はRebecca(レベッカ)。
春夏に着るホワイトジーンズや明るめのジャケットを意識しています。

メインカラーはBROSENTのオリジナルカラーでもあるミッドナイトネイビー。
これに同色のスエードを合わせて、得意の同色系スペクテーターに仕上げてみました。

上から見るとこんな感じです。

 

 

BROSENTのオーダーは黒、白のカーフやスエード以外はフリーカラーシステムを採用しています。
生産はヌメで行い、その後店舗で1足ずつ染めていく、と言う方法です。
このヌメが高いんですよ、メチャメチャ!(T_T)
色物はキズや血筋(血管後)などがそれほど目立ちませんが、ヌメは目立ってしまうため、品質の良い革しかヌメに出来ないんです。
同じ等級でも価格はずばり黒の1.3倍以上!!
しかもBROSENTでは100枚の内2~3枚と言われる1級のみを仕入れているので、その金額たるや。。。(T_T)
と言う訳でこの靴もそのフリーカラーシステムを使っています。
ですから納品時はこんな感じです。

 

 

ソールは天候を気にせず履ける英国ハルボロラバー社のスタッズソールです。

 

 

ダイナイトソールとも呼ばれていますが、正確にはダイナイトはシリーズ名です。
ダイナイトシリーズのスタッズソール、ダイナイトシリーズのリッジウェイソールがが正しい呼び方です。

 

 

ラバーソールと拘りのラスト&構造が生む抜群のフィット感のおかげで、この靴片方のバックルを止めないで履いても何ら問題ありません。
全力ダッシュをしなけば全然大丈夫です。
サイドエラスティックの事をレージーマン(怠け者の意)と言うことがありますが、これも立派なレージーマンですね(;^_^A

如何でしたか?
BROSENTのフリーカラーシステムを使えば様々な組み合わせのスペクテーターをお作りすることが可能です!
スペクテーターを作るなら是非BROSENTで!!


≪お客様の逸足≫
BROSENTのお客様がお作りになったカッコ良いスペクテーターのご紹介です!

 

 

価格、仕様等の詳細は『作例1-Ex.29』をご参照ください。⇒『こちら』


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