コラム『Spectator's show! Vol.9~Grey&Grey(Tassel Step In)』

こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんスペクテーターシューズと言う言葉をご存知ですか?
1920~1930年代、スポーツや競馬の観戦は紳士淑女にとってある種の社交場でもありました。
当然皆お洒落をして行く訳ですが、そんな時に履かれていたのが黒×白や茶×白といったコンビシューズでした。
その為そういったコンビシューズの事を観客を意味するSpectator、スペクテーターシューズと呼ぶようになりました。

日本。。。いや東京。。。いや目黒区。。。いや目黒区目黒三丁目一のスペクテーター好きだと思われる私が、その一大(?)コレクションをご紹介しながら、その魅力について語っていきたいと思います。
題してSpectator's show!!
第9回目の今回はグレー/型押し×グレー/スエードのタッセルスリッポンのご紹介です!

 

桜も咲き始め、いよいよ春らしくなってまいりました。
となってくると活躍するのがローファーを初めとするスリッポンたち。
もちろんスペクテーター好きの私はスリッポンもスペクテーターです!
では行ってみましょう!

 

 

ブランドはポルトガルのCARLOS SANTOS(カルロス・サントス)です。
こちらのメーカーはグッドイヤー製法とマッケイ製法が両方できる珍しいメーカーで、こちらはマッケイ製法を採用しています。
海外の展示会でこのモデルを見た時は衝撃的でした。
『カッコイイ。。。しかも型押しだから安い。。。』と。。。
即発注しましたが、個性的過ぎたのかあまり売れませんでした。。。(-_-;)

コンビパターンはヴァンプ&クウォーターがクロコの型押し、キルトがグレーのスエードです。
分かりやすようにキルトスリッポンと書いていますが、正式にはフリンジスリッポンのようです。
キルトは取り外せるタイプの物を指し、固定はフリンジだ、と某英国メーカーの人が言ってました。

上から見るとこんな感じです。

 

 

最近の型押しは昔の物に比べると良く出来ています。
特に拘りが無ければ価格もカーフと変わらないので、型押しがお勧めです!

 

 

BROSENTでは残念ながらこのデザインはやっておりませんが、ローファーで似たようなタイプは出来そうです。
これ多分その内作ると思います。
乞うご期待です!!


如何でしたか?
憧れのエキゾチックレザーのスリッポン!
ですが懐の事情が。。。と言う貴方!
お勧めです!
日本中のスペクテーター、コンビ靴好きの皆さん、BROSENTで是非傑作を作ってみて下さい!!


≪お客様の逸足≫
BROSENTのお客様がお作りになったカッコ良いスペクテーターのご紹介です!

 

 

価格、仕様等の詳細は『作例1-Ex.32』をご参照ください。⇒『こちら』


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