コラム『Spectator's show! Vol.21~Burgundy+CHAMPAGNE(Full Brogue Darby)』

こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんスペクテーターシューズと言う言葉をご存知ですか?
1920~1930年代、スポーツや競馬の観戦は紳士淑女にとってある種の社交場でもありました。
当然皆お洒落をして行く訳ですが、そんな時に履かれていたのが黒×白や茶×白といったコンビシューズでした。
その為そういったコンビシューズの事を観客を意味するSpectator、スペクテーターシューズと呼ぶようになりました。

日本。。。いや東京。。。いや目黒区。。。いや目黒区目黒三丁目一のスペクテーター好きだと思われる私が、その一大(?)コレクションをご紹介しながら、その魅力について語っていきたいと思います。
題してSpectator's show!!
第21回目の今回はバーガンディ/カーフ×シャンパン/バケッタのフルブローグダービーご紹介です!

 

今回の靴は人気のTricker'sのカントリーコレクションの1足。
以前ご紹介したPARIGIAN BLUE+CHAMPAGNEの色違いです。⇒『こちら』
品番はM6973、モデル名は不明です。
ラストはやや幅広の#4444を使用しています。

コンビパターンはウィングとフェイシング、カウンターがバーニッシュと言う名のカーフで、ヴァンプとクウォーターがシャンパンカラーのWaxy Commander(バケッタ)です。
全体的な印象は私にしては珍しく茶系でしょうか?

上から見るとこんな感じです。

 

 

元々カントリーコレクションは登山靴用などの分厚い靴下を履くことを前提にラストが設計されているので、複雑なラストではありません。
なのでぶっちゃけ履き心地は大したことありません。
ドレスソックスで履くと羽根付いちゃうし。。。(-_-;)
でも良いんです、カッコいいから!

 

 

内羽根になっちゃいますが、この色合いのコンビなら作れそうです。
モデルはブラインドブローグのClaireを使います。
これにメダリオンとパーフォレーションを追加し、外ハトメにすればあとはフリーカラーシステムとグレースエードを使えば完成です!
若干強引ではありますが、可能と言うことにしておいて下さい。m(__)m


如何でしたか?
よく『コンビは合わせ方が分からない』と言う話を伺いますが、スニーカーだって大概はコンビです。
同じように靴のメインとなっているカラーを中心にお洋服と合わせれば問題ありません。
もっと気軽にスペクテーターを楽しんでみて下さい!


≪お客様の逸足≫
BROSENTのお客様がお作りになったカッコ良いスペクテーターのご紹介です!

今回は何と女性のお客様のオーダーです!

 

 


価格、仕様等の詳細は『作例2-Ex.63』をご参照ください。⇒『こちら』


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