コラム『Spectator's show! Vol.26~Black&Grey(Cap Toe)』

こんにちは、BROSENTの清水です。
皆さんスペクテーターシューズと言う言葉をご存知ですか?
1920~1930年代、スポーツや競馬の観戦は紳士淑女にとってある種の社交場でもありました。
当然皆お洒落をして行く訳ですが、そんな時に履かれていたのが黒×白や茶×白といったコンビシューズでした。
その為そういったコンビシューズの事を観客を意味するSpectator、スペクテーターシューズと呼ぶようになりました。

日本。。。いや東京。。。いや目黒区。。。いや目黒区目黒三丁目一のスペクテーター好きだと思われる私が、その一大(?)コレクションをご紹介しながら、その魅力について語っていきたいと思います。
題してSpectator's show!!
第26回目の今回はブラック/リザード×グレー/カーフのキャップトゥのご紹介です!

 

ブランドはスペインのCARMINA(カルミナ)です。
ラストは上級ラインで使用されていたINCA(インカ)です。
当時は機械式のリブ無しグッドイヤー製法で作られていました。 ※この後、生産性の悪さから通常のグッドイヤー製法に変更になりました。
ウィズはある程度ゆとりがあって、後半部で絞めると言う、BROSENTのラストにも通じる傑作ラストです。

コンビパターンはキャップとカウンターがブラックリザード、ヴァンプ&クウォーターがグレーカーフです。
当時私は全リザードより価格が抑えられるからとこう言ったパターンばかり履いていました。
そのせいかトランクショーのオーダーやスタッフの私靴でこのパターンが大爆発!
しまいにはメーカーでも様々なモデルでこのパターンを使うようになりました(;^_^A
余りの革で出来るのでメーカーとしても好都合だったのでしょうね。


上から見るとこんな感じです。

 

 

ホントはクウォーター(レースステイ&サイド)もリザードにした方が締まりが出てかっこ良いと思うのですが、この靴の場合パターン上出来ませんでした(T_T)
でもまぁインパクトがあって結構気に入って履いていました。

 


 

このパターンはBROSENTでもお作り頂けます。
パターンが小さいので、比較定期安価でお作り頂くことが出来ます。
LilyやAllsonでオーダー出来るので、欲しい方はご相談ください!


如何でしたか?
エキゾチックとカーフやスエードのコンビは高級感があってとても素敵ですね!
日本中のスペクテーター、コンビ靴好きの皆さん、是非BROSENTで気軽にオーダーしてみて下さい!!



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