ニュース『AW新作完成!~その名もヴィクトリア』

こんにちは、BROSENTの清水です。

少し前にSNSでちょっとだけ顔を出していたこの秋冬の新作が遂に完成いたしました!!

モデル名はVictoria(ヴィクトリア)です。

まだデザインサンプルは作っていませんが、嬉しいのでもう掲載しちゃいます!!

では早速ご覧ください!!

 

じゃじゃん!!

『サイドゴアブーツか』と思った方、『No!No!』でございます。

これ実はちょっとカットが低いんです。

通常サイドゴアブーツは底面から履き口までの高さが16~17cmほどあります。

ですがこちらのモデルは7.0(約25.0cm)で14cmしかありません。

この低さが色々と良い効果を生むんですが、それは追々書いていきましょう。

丈から言うとブーツと言うよりはちょっと前にレディースで大爆発したブーティに近いんです。

つまり正解は『サイドゴアブーティ』になります!!

 

ざっと特徴を解説してみましょう。

 

 

最大の特徴がこのゴアの部分です。

ちょっと変わったデザインをしています。

ですがこのデザイン、見た目だけでこうしている訳ではないんです。

サイドゴアは紐が無いため若干脱ぎ履きがしづらいぐらいの方が履いた時に抑えが利きます。

このヴィクトリアは高さが低いためこの脱ぎ履きのしづらさを多少和らげることが出来ています。

ですがそれだけだと履いた時のフィット感が甘くなってしまいます。

なのでゴアの幅をちょっと狭くしているのです。

この【脱ぎ履きのしづらさ】と【カットの高さ】と【ゴアの形状】のバランスが、履いた時に抜群のフィット感を生むのです。

 

フィット感と言えば。。。

 

 

人間の足を後ろから見ると一番下の踵は丸くなっていて、その上の腱の部分が細くなっています。

こちらのヴィクトリアも同じ形状をしています。

これはしっかりした芯材と、高い成型技術が無いと出来ません。

ブーツ、いやブーティなのに靴の中で足が遊ばない、ピタッとしたフィッティングの秘密はこう言うところにも隠れています。

 

 

 

そして良いブーツの最大の肝がここ!

足は甲部から脛に向かって垂直とまではいきませんが結構角度を付けて曲がっています。

この曲がった部分をきちんと押さえられるようにちゃんとしたブーツにはクリンピングと言う作業が施されています。

熱した棒のようなもので癖を付ける訳です。

これをやる事で履いた時に足首周辺のフィット感が断然良くなります。

イコール脱ぎ履きはしにくくなるんですが。。。(;^_^A

このピンと立った感じがクリンピングの証です。

よくサイドゴアやジップアップのブーツでこんな感じのデザインになっているやつがありますよね。

 


 

これはクリンピングの作業を省くための苦肉の策なんですよ(T_T)

 

因みに履くとこんな感じです。

 

 

今回はドレッシーにセミスクエアのBR-1と言うラストで作ってみました。

これならドレスにも対応可能です。

カットが低いので真夏以外は履けちゃいますよ!!

ブーティ便利だ!!

 

 

横から見るとこんな感じです。

この丈パンツの丈がかかりにくいんです!!

通常の高さだと座った体勢から立ち上がった時に履き口にパンツがかかることがあるため、いちいち直さないといけない時があります。

そんな煩わしいことも気にする必要がありません。

ここでもブーティの利点があるんですね~!!

 

 

皆さん如何でしたか!?

良い事尽くしのこのブーティ!!

この秋皆さんのコレクションに加えてみては如何でしょうか?

ブーツ好きの方はもちろん、丈が低いので初ブーツの方にも違和感なく履いて頂けると思います。

またデザインサンプルが上がってきたらご紹介させてもらいますね!!

 

あ、因みに早くも昨日オーダーを頂きました!!(T_T)(T_T)(T_T)

 

 

 

 

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