こんにちは、BROSENTの清水です。
いよいよ秋冬本番。
皆さんブーツの準備は整いましたか?
ん?まだ?
まだの方はぜひ今日のブログを読んでみて下さい。
きっと参考になると思います!!
クリンピング、と言う言葉をご存知でしょうか?
ブーツを作る時に筒の脛にあたる部分に癖を付ける作業のことを靴業界ではクリンピングと言います。
これをやっていないと足にピッタリとフィットしません。
長靴のフィット感と言えば分かりやすいでしょうか。
特にサイドゴアなど1枚のパーツで脛部分を構築しているブーツはクリンピングをかけないと、ホントに長靴みたいになっちゃいます。
クリンピングをかけない場合、1枚仕立てでなく何枚かのパターンを組み合わせることによって丸みを付けてクリンピングの代わりにしたりもします。
安価なブーツで良く使われていますが、あれデザインではなく手間を省くためにやっているんです。
やはりしっかりクリンピングをかけたブーツのフィット感には勝てません。
では実際にはどうやって癖付けてしているのでしょうか?
ちょっと見てみましょう。
製甲(アッパーを作る工程)の段階で熱を加えながら癖付けをしていきます。
こんな感じです。
更に昔は。。。
基本的にやることは同じですが、熱をかけない分時間をかけてゆっくりやっていたんだと思います。
で、きちんとクリンピングをやっている靴と、やっていない靴をどうやって見分けるか?
意外と簡単なので、素人の方でも見分けることが出来ます。
まず、クリンピングをやっているブーツから。
脛部分が三角に尖っています。
これがクリンピングをきちんとやっている証です。
一方かけていないブーツはこんな感じです。
丸いですよね。
何枚かのパーツで出来ている場合はまずほとんどかけていないと見て良いと思います。
これだと靴と脛の間に隙間が出来てしまうので、フィット感が甘くなります。
簡単でしょ?
ぜひブーツを買う時の参考になさって下さい。
え?BROSENTのはどうかって?
もちろんばっちりかけてますよ!!
シンプルで良質なブーツを1足持っていると冬場は重宝しますよ~!!
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