コラム『Remember past order vol.77~靴のキャビア?』

 

こんにちは、BROSENTの清水です。

BROSENTの職人本間君の『お客様から「BROSENTって何屋さんですか?」と聞かれる。ついては「オーダー屋で御座います!」ってブログを書いて欲しい』と言う依頼の元始まった企画『Remember past order 』。

長年靴屋をやっていますが、メンテナンスの先生級の知識と技術を持った靴屋って実はそうそうありません。

なので≪メンテナンス屋≫でも≪染替え屋≫でも間違ってはいないんですが、やはり『靴好きの靴屋と、靴好きのメンテナンス屋が考え出した靴を是非履いてもらいたい!我々はオーダー屋です!』と言う事を知って頂きたい!と言う訳で、毎回過去にお客様がオーダーした靴を私なりに解説していこうと思います。

お買い物の参考にして頂ければ幸いです。

では参りましょう!

本日は『靴のキャビア』のご紹介です。

 

皆さん、キャビアはご存知ですね?

私も料理の上に何粒かお慰み程度に乗っている物しか食したことはございませんが、一応知っております。

で、このキャビアを生む魚、ご存知ですね?

チョウザメです。

 

 

チョウザメと言ってもサメの仲間じゃないそうですよ。

似てるだけで。

このチョウザメの柄?肌?に似せて作った型押し革があるんです。

その名もチョウザメの別名≪BELUGA(ベルーガ)≫です。

 

 

調べてみると白イルカも別名でベルーガと言うようなんですが、柄から見るにどう見てもこちらでは無さそうなので、チョウザメの方を勝手に採用させて頂きました。

 

 

白イルカの方が可愛いですが。。。

話しを元に戻しましょう。

このベルーガを使用して作った靴が本日ご紹介するこちらです!

 

 

これ、靴が完成した時に『やられた。。。』と思いました。

時々あるんです。

ご注文を頂いた段階で『これカッコ良く仕上がるかなぁ。。。』と思った物が、完成した商品を見て『凄ぇカッコイイじゃん!!』と思う事が!

要は嫉妬です。ジェラシーです。エンビーです。。。(T_T)

 

 

型押しとは本来傷や水に強くするために革にプレスをかけて作るものです。

ですからどちらかと言うとアウトドア、カントリー調の靴に使うものなのです。

ですからBROSENTでいうとBR-2(ラウンドラスト)の方が良いはず。。。と思っちゃったんですね。

完全に固定概念でした。。。_| ̄|○

 

 

綺麗なセミスクエアのラストに見事に乗っていると思います。

しかもよく見て下さい!!

 

 

トゥにスカルメダリオン入れちゃってるんです!!

もう何から何までやられちゃいました!!

 

オーダーをする際色々とアドバイスをさせて頂いておりますが、全面的には信用して頂かなくて結構です。。。(T_T)

やはり好きな物が一番ですから!!

私たちのアドバイスはあくまで常識として、参考として聞いて下さいね~!!

 

 

 

 

 

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