![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=455x1024:format=jpg/path/s02f36acb0c0e43e5/image/i05c107e3c6bf49da/version/1552878178/image.jpg)
本間です。
今回は過去に何度かご紹介した内容ですが
引き続き非常に多いご相談なので改めてご紹介。
BROSENTのメニューですっかり有名(・・? に
なった「靴の染替え(カラーチェンジ)」ですが
とても多い「トラブル」からのご依頼が殺到してます。
お客様「他のお店で染替えをしてもらった靴なんですけど
履いてたら剥がれて下地が出て来たんです・・・」
それは「染め替え」じゃなくて「塗り替えです」
「染める」と「塗る」では大きく異なります。
「染める」は染み込ませて色を付ける事。
「塗る」は物の面に色を被せる事。
同じ色を変える事でも内容は全く異なりますね。
そこで先程のお客様からのご相談内容をもう一度。
「他のお店で染替えをしてもらった靴なんですけど履いてたら剥がれて下地が出て来たんです・・・」
染めて居れば色が抜ける事は有っても剥がれる事は有りません。
実際どの様な状態なのか。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=441x10000:format=jpg/path/s02f36acb0c0e43e5/image/ic19f0357313c96c9/version/1552876181/image.jpg)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=441x10000:format=jpg/path/s02f36acb0c0e43e5/image/i6bd7a067874b03ab/version/1552876206/image.jpg)
良く摩擦が起こる「紐」部分は剥がれてますね。
そして「履きジワ」は動きに付いていけなくなりひび割れしています。
これは明らかに「染める」ではなく「塗る」作業を行ってます。
このご依頼頂いたお靴は比較的「塗料」を薄めに使用してるので良い方です。
もしもっと厚く塗料を塗られてしまっていたら・・・
もっと激しく「ひび割れ」や「色剥げ」が起こっていた事でしょう・・・
そして、もう「塗料」を落とす事も困難になり・・・終了・・・となってしまいます。
この位の「塗料」なら何とか落として、今度はしっかりと「染料」で染め直してあげれば!
かなり回復すると思いご依頼をお受け致しました。
早速「塗料」を溶剤を使い落としてみると(`・ω・´)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s02f36acb0c0e43e5/image/ic0918c1235c2f8a8/version/1552876642/image.jpg)
「ズルン」と落ちました。
凄くないですか💦 しかも落とした下地が白っぽいですよね。
これは染めてない証拠です。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s02f36acb0c0e43e5/image/i2133039fee5205ca/version/1552876744/image.jpg)
こんな感じで落とせる「塗料」は出来るだけ落とします。
この作業がかなり大変で、場合により方足の塗料を落とすのに数時間~半日掛かる事も有ります。
その為、ご依頼頂いた場合にこの様な作業が必要な場合は追加のご料金を頂いております。
※状態により金額は変わりますがおおよそ4000円程度の追加になります。
そして、塗料を落とした後にしっかりと今度は正真正銘!「染料」を使用し革の繊維までしっかりと
染めて仕上げていきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s02f36acb0c0e43e5/image/i30add2daf4c85766/version/1552877538/image.jpg)
それでは「before」 「after」の順番でお仕上がりをご覧下さい。
まずは全体のお仕上がりの違いです。
・・・あまり解りませんか?塗料が革を乾燥させ「カサカサ」の表面だったお靴が「シットリ」と
革本来の状態を取り戻しております。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=441x10000:format=jpg/path/s02f36acb0c0e43e5/image/ib0dd2d0c5fb1594f/version/1552877016/image.jpg)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=441x10000:format=jpg/path/s02f36acb0c0e43e5/image/i77cbcd34b780bbb2/version/1552877033/image.jpg)
まずは全体のお仕上がりの違いです。
・・・あまり解りませんか?塗料が革を乾燥させ「カサカサ」の表面だったお靴が「シットリ」と
革本来の状態を取り戻しております。
もう少し寄ってみましょう。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=441x10000:format=jpg/path/s02f36acb0c0e43e5/image/i72f9707fb4c322d8/version/1552877234/image.jpg)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=441x10000:format=jpg/path/s02f36acb0c0e43e5/image/ia72d971bc2bb1769/version/1552877417/image.jpg)
割れてしまった履きジワの「塗料」を除去した事で履きジワがキレイに整いました。
この違いが「染める」と「塗る」の違いです。
「塗る」に比べて「染める」はとても時間も手間も掛かります。
ただ、その手間暇を惜しんで「塗る」作業を行う事でお客様にとても悲しい気持ちにさせてしまう事が
過去からの経験で目の当たりにしていました。
だからBROSENTでは「塗る」は一切お受け致しません。
あくまでも「染める」に拘った「靴の染替え」をご案内させて頂きます。
その為どうしても「出来る革」「出来ない革」が出てきてしましまいます。
代表的なのは「ガラス革」「エナメル」「白革」等のコーティングレザー等・・・
ご依頼前に一度お問い合わせ頂けると作業の「可 不可」のご案内をさせて頂きます。
どうしても行えない場合も御座いますのでご理解の程お願い致します。
また、上記の内容からとても時間が掛かる作業と言う事はご理解頂けたと思います。
その為、お預りからお渡しまでの納期を最長で約2ヶ月程頂く場合が御座います事も併せてご了承くださいm(__)m
≪ご案内≫
BROSENTはオーダーシューズのお店です。
お客様1人1人の足を採寸して仕上げる事で抜群の履き心地を実現。
使用する素材もインポートのトップブランドに引けを取らない高級素材を使用。
世界に誇る日本の職人の丁寧な仕事
そんな1足がリーズナブルな適正価格でお作り出来るBROSENTです。
是非、靴選びにお困りの方や近々靴のご購入をご検討されている皆様!当店にご相談下さい。
ご来店予定の有る方は、日程 お時間等をお知らせ下さい。
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