本間です。
「コードヴァン」って本当に不可解な謎ばかりです。
革の染色を本格的に始めてから更に謎だらけ。
いつも頭の中で「？？？」です。
何故！！！？と思う事が沢山ございます。
今回お預かりした染替え依頼の≪ALDEN（オールデン） コードヴァンチャッカブーツ≫も謎でした。
何でこんな色の抜け方するんだろう？
まずは！
≪謎その①≫
元々はブラックコードヴァンの様ですが・・・つま先だけ何故か異様に色抜けしてるんですよね。
何故つま先だけ極端に色抜けするのだろうか・・・？
≪謎その②≫
黒に再染色する際に一度元の色を抜くんですが・・・
殆ど染まってないんですよね・・・むしろナチュラルなコードヴァン。。。
さっきの黒が抜けて出てきた茶色？は一体何なのでしょうか？
黒のコードヴァンが色抜けして下地の茶色が出てきた。
落としてみたら元々のコードヴァン自体が染められてない。
考えられる事は・・・あくまでも憶測ですよ！
・そもそも染めていない
・顔料で「茶色」に塗った
・「茶色」塗ったけど売れないから売れる「黒」に塗り替えた
つま先だけ異様に色抜けした理由は・・・？多分「鏡面磨き（ハイシャイン）」を
やりすぎて「黒の塗料が落ちた」のではないでしょうか。
こう考えればつじつまが合うのですが・・・
果たして真相はどうなのでしょうか？？？解りません・・・・
やはり不可解な謎が多い革≪コードヴァン≫です。
そして、しっかりと下地を黒染めします。
染まった事を確認したら「艶出し」等の最終仕上げを行います。
正真正銘の≪ブラック コードヴァン≫の仕上がりです。
これで色剥げは起こらないでしょう。
以上で御座います。
色々、問題もありますがこれが今の現状なのかもしれませんね。
ただ、希少な革≪コードヴァン≫である事は間違いありません。
是非大切に履いてくださいね。
この様なトラブルが起こった場合も直す事は出来ると思います。
諦めずにまずはご相談ください。
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