革靴の染替え≪どうしても防げないデメリット≫

本間です。

 

革靴の染替えでどうしてもお約束出来ないご依頼が御座います。

それは・・・

 

≪全体は黒染めしてコバやウェルトは染めずにそのまま残して欲しい≫

 

上記の様なご希望です。

今回も

チャレンジしてみましたが・・・

 

今回ご依頼頂いたのはコチラのブーツです。

 

≪トリッカーズ モンキーブーツ≫

 

 

コチラの≪エイコーン≫と呼ばれるライトブラウンからブラックへの染色依頼です。

その際、「コバやウェルトは現状のまま残して欲しい」と言うご希望を頂きました。

 

正直、過去に何度もチャレンジしてみましたが・・・全敗です。

汚れない様にしっかりマスキングテープでガードします。

 


 

染料が染み込んで汚れない様に隙間にも注意しながら3重、4重にマスキングテープで保護します。

 

 

しっかりマスキングを行った後、染色を開始します。

 


 

トリッカーズのこの革は元々が「顔料仕上」の為、染まりずらい革ですので通常よりも染料も多く使います。

また、4~5回に分けて染色を繰り返し行います。

 

それでは、お仕上がり後にマスキングテープを剥がしてみます。

黒が染み込んで汚れていない様に祈りながら・・・

 

 

果たして、染まらずに成功しているのでしょうか?

 

 

ダメでした・・・

やはり防げていません。他の箇所は。

 

 

やはり防ぎきれずに部分的に染料が漏れて染まってしまいました。

かなり厚めにマスキングテープでガードしてもやはり完全に防ぐのには無理が有る様です。

 

普通に見る分には気づかれない程度の汚れでは有りますが。。。

 


 

この位の汚れでも「どうしても気になる・・・」と言う方は革靴の染替えはオススメ致しません。

革靴の染替えはどんなに注意して行ってもどこかしら、染料で汚れる等のデメリットは確実に起こります。

また、出来れば「コバ」「ウェルト」「タグ」等も黒染めさせて頂けると作業上、非常に助かります。

 

何卒宜しくお願いいたします。

最後にもう一カ所。

 

紐を通す「ハトメ裏」は隙間が多い為、ほぼ染料が染みて汚れます。

 

 

 

こちらも何卒ご理解頂いた上でご依頼頂けると幸いです。

何卒宜しくお願いいたします。

 

 

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