本間です。
今回のブログは修理靴です。
お預かりしたお靴は若い人を筆頭に人気のメーカー『Dr. Martens(ドクターマーチン）』です。
履きジワから亀裂が。。。
若い人を中心に大人気のメーカーですね。
街を歩いていると本当に良く履いてる方とすれ違います。
私のイメージでは「PunkRock(パンクロック）」です。
パンクと言えばDr. Martens（ドクターマーチン）かGEORGE COX（ジョージコックス）か！
て位に強烈なイメージが有ります。
強烈な個性がカッコイイ！そんな靴ですね。
さて、そんな『Dr. Martens（ドクターマーチン）』ですが、こんなお悩みでのご相談を良く承ります。
画像の様な「履きジワ」のひび割れや亀裂の補修のご相談です。
『Dr. Martens（ドクターマーチン）』に使用されている革は殆どが樹脂加工されている革なので
どうしても履きジワからのひび割れや亀裂は起こりがちです。
これは革の特徴から仕方が無いと言いますか。。。
この「クラッシュ」した感じもロックな感じでカッコイイんですけどね💦
とは言え『Dr. Martens（ドクターマーチン）』を履いてる人が全てロックンローラーでは無いですからね。何とか補修して綺麗な見た目で長くご愛用したい！そんな思いに出来る限り寄り添わせて頂きます。
この手の樹脂加工のガラスレザーはひび割れや亀裂が入った場合、キズ補修等の作業は
正直難しいと思います。
パテやヤスリで整えて塗装しなおしても履いた瞬間に崩れてしまいます。
そこで、ご対応方法としては亀裂部分の上から革のパッチで補修する方法。
お馴染み『チャールズパッチ』です。が。。。
今回は少し問題が。。。『Dr. Martens（ドクターマーチン）』と言えば
ブラックカラーが多いのでブラックならさほど問題は無いのですが。。。
先ほどの画像を見て頂いた通り「ブルーグレー」に少しグリーンぽい色も。
とても特殊なカラーです。
中々、この色の革は見つけられないんですよね。。。
と、言う事で今回も炸裂します。
秘儀！『この色の革が無いなら染めて作ってしまえ』です。
少し前のBROSENTオリジナルカラーの新色として「ブルーダル」と言う色を作りましたが
それに近いのでブルーダルを少し調整して何とか近付けたと言う手応えです。
後は修理後に元の革にどれだけ馴染んでくれているか？？？と祈るばかりです。
そして。。。修理完了です。
全く同じとはいかないもののかなり再現できたと思います。
有りものの革で修理が進められれば良いのですが、無い場合は染めて作る！
BROSENTの染色技術が有ってこそ可能な修理方法です。
どこまで再現できるかは約束できませんが出来る限りの努力はさせて頂きます。
とりあえず・・・お仕上がりにご満足頂けてホッとしました。。。
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