コラム『BROSENT知恵袋Vol.21~昔の革ってホントに良いの?』

 

本日朝の検温36.5度。

平熱です(^^)v

こんにちは、BROSENTの清水です。

本日は革についてのご質問にお答えします。

アンティークやデッドストックの靴が好きな方は読んでいただいた方が良いかもしれない情報です。

 

 

ご質問の内容はこうです。

 

 

『先日某古着屋さんで80年代のフローシャイムを購入しました。購入の際店員さんから「昔の靴は革質が良いですから」と言われてました。自分でもネットなどで調べてみたのですが、同じことを書いてあるサイトがちらほらとありました。これって本当ですか?』

 

 

来ました!答えづらい質問!!

ですがお断りする訳にもいきませんのでお答えしましょう。(;^_^A

 

 

これ良く聞きますよね。

あまりによく聞くので以前イギリスの≪C社≫とか≪T社≫のお偉いさんや重鎮たちに質問したことがあります。

結論です。

 

 

『昔の靴だから良い、と言うことはないはずだ。ただ昔の方が革の生産量が多かったからその分良い物の個体数は多いかもしれないな。ただ逆に悪い物も多いはずだけどね』

 

 

よく考えれば当たり前の話です。

物は生産量が多ければ良い物も悪い物も数は増えますよね。

 

 

以前あるところで『明治時代のレシピで作られています』というカレーをいただいたことがあります。

ちょっとビビったので普通のビーフカレーとの合いがけにしてみました。

これが正解でした!

やっぱり明治時代のレシピそれほど美味しくないんですね。

普通のビーフカレーの方が美味しいんです。

当然です。

明治時代のレシピを工夫して、改良して現代のカレーを作っている訳ですから美味しいに決まっています。

タナリー(革メーカー)だって同じです。

昔の方法を基本に様々な改良を加えて今現在作っているはずです。

 

 

そして良い革も悪い革も1枚の革の中に良い場所と悪い場所があります。

当然ですよね。

人間だって場所によって革の質が違いますよね。

牛さんも同じなのです。

 

色々な条件から推測しても昔の靴だから革質が良いと言うことはなく、やはり個体差があり、良い個体を見る目が必要だと言えそうですね。

 

答えになっていたでしょうか?

 

 

ではでは。。。

 

 

 

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