コラム『BROSENT知恵袋Vol.52~乳化性クリームで靴の色は変わるのか!?』

こんにちは、BROSENTの清水です。

皆さんの靴に対するお悩みや質問にお答えする『BROSENT知恵袋』。

本日はメンテナンスのお話です。

『アッパーのお手入れに使う乳化性クリーム』と言うご質問にお答えします。

結構マニアックな内容になっております。

 

本日の質問はこちらです。

 

 

『濃い色の乳化性クリームを塗り続けると、革の色は変わったりするのでしょうか。』

 

 

よく店員さんが『基本的には同色か少し薄いクリームをお使いください。濃い色のクリームを塗ると濃く出来ますよ』と言いますよね。

前半部分は100%正解です。

後半部分は間違ってはいないんですが、50点くらいです。

 

では真実いきましょう!!

 

BROSENTでは2種類の乳化性クリームを取り扱っています。

 

 

まずは定番の【M.モゥブレイ】の【シュークリームジャー】です。

因みに【シュークリームジャー】の【ジャー】は【広口の壺】と言う意味で入れ物の形状を指しているそうです。

これ本間先生に教えられるまで知りませんでした。。。

流石です!

 

現在最もスタンダードなクリームの一つではないでしょうか?

私がこの業界に入ったころのインポートクリームの不動の定番【Meltonian(メルトニアン)】のオリジナルと同じレシピで作られているクリームです。

 

もう一つが。。。

 

 

【イングリッシュギルド】の【ビーズリッチクリーム】です。

元々はメンテナンス商品のメーカーではなく、靴の生産工程の仕上剤を作っていたメーカーが開発したものです。

仕上剤は【Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)】や【Tricker's(トリッカーズ)】、【Charch's(チャーチ)】などノーサンプトンにあるほとんどのメーカーで使用されています。

このことからも信頼性の高さがお分かりになると思います。

 

で、この2つのクリームですが、決定的に違うことがあります。

 

色の付け方、染料が違うのです。

 

前者【M.モゥブレイ】の【シュークリームジャー】は染料、BROSENTで靴の色付けや染替で使用してる物と同じです。

後者【イングリッシュギルド】の【ビーズリッチクリーム】は顔料を用いています。

ほとんどクリームは後者と同じ顔料を用いているので、前者は結構珍しいクリームとなります。

 

この染料と顔料の特徴を掴んでいると、質問の『色が変わるか?』の答えが分かってきます。

 

まずは一般的なので後者の顔料を使ったクリームから説明していきましょう。

顔料は簡単に言うとペンキみたいなもので、塗った物体の表面にとどまります。

つまり一発で色が変わったように見えるけど、リムーバーなどで落ちてしまいます。 ※多少は浸透するので全て落ちる訳ではないです

 

一方染料を使ったクリームは顔料を使ったクリームのように一発で色は変わりません。

その代わり色が浸透していくので徐々に徐々に変わっていきます。

なので変わった後簡単には色が落ちません。

 

お分かりになりましたか?

 

答えは。。。

 

 

『クリームを使うと色が変わります。その場だけ一発で変えたい場合は顔料を使ったクリームを。ちゃんと変えたい場合は染料を使ったクリームで時間をかけてじっくりやってください』

 

です。

 

あと勘違いされると困るので書いておきますが、上記はあくまで色のお話です。

栄養の与え方や光沢の話は全く別物になるので、これだけで商品の甲乙を付けないようお気を付けください。

 

あと色を完璧に変えたいなら【BROSENTの染替え】をご利用ください!(;^_^A

 

ではでは。。。

 

 

 

引き続きお悩み、疑問、質問を受け付けていきますので、是非お気軽にご質問下さい!!

 

≪質問受付≫

ご質問は『コンタクト』からお願いしたします。

BROSENT知恵袋に質問です、みたいな事を書いておいてください。

あとお名前は出しませんのでご安心ください!

 

 

 

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