コラム『BROSENT知恵袋Vol.53~ペルジャンシューズとローファー、何が違う?』

 

本日は明日より開催される『BROSENTオーダー会 in 仙台三越』へ向かうため17時までの営業となります。お気を付けください。

 

こんにちは、BROSENTの清水です。

皆さんの靴に対するお悩みや質問にお答えする『BROSENT知恵袋』。

本日は『流行のベルジャンシューズ』についてのご質問にお答えします。

 

本日のご質問はこちら。

 

 

『最近巷で流行りの「ベルジャンシューズ」は結局のところローファーと何が違うのでしょうか?』

 

 

ところでベルジャンシューズと言う靴はご存知でしょうか?

 

 

1枚革をパイピングで縁取りヴァンプ(甲)にしたスリッポンです。

デザインはタッセルなどの飾りが付いています。

ここ数年流行、と言っても街中でほとんど見ないので、『騒いでいるのはメディアだけなんじゃね?』と思っているスリッポンの一種です。

元々はアメリカニューヨークの百貨店≪Henri Bendel(ヘンリベンデル)≫がベルギー人の職人さんと開発したことから≪ベルジャンシューズ≫と言う名前になったそうです。

つまりジャンル名と言うよりは商品名に近いんですね。

たまに≪ペルジャンシューズ≫と言っている方がいますが、それだとペルシャになっちゃうのでお気を付けください。(;^_^A

先ほど『ここ数年』と書きましたが、私が前職時代に某店のバイヤーをやっていた晩年に既に出しているメーカーがあったので、6年前には既にパクられていた、と言うことになりますね。

 

一方のローファー。

 

 

19世紀初頭ロンドンの≪Wildsmith(ワイルドスミス)≫というビスポークメーカーが、ジョージ4世のために作った室内履きが最初と言われています。(異説あり)

その後1950年代にアメリカの学生の間で流行となり今に至ります。

 

ご存じの方も多いと思いますが、『Loafes(ローファー)』とは英語で『怠け者』を指します。

日本では上の写真のようなモカがあって、サドル(甲部の帯状の革)が付いたものを指すことが多いですが。。。

 

 

これはタッセルローファーと言いますし。。。

 

 

グッチの定番品のこちらもビットローファーと言います。

 

つまり厳密に言うとローファーはスリッポンとほぼ同義語として使われている、と言うことなります。

 

なので答えは。。。

 

 

『ベルジャンシューズは商品名でジャンルの名前ではありません。デザイン的にはローファーの1種と言えます。』

 

 

と言う感じです。

どちらも絶対的な定義が無いのでなかなか難しいですね。

 

 

ではでは。。。

 

 

 

 

引き続きお悩み、疑問、質問を受け付けていきますので、是非お気軽にご質問下さい!!

 

≪質問受付≫

ご質問は『コンタクト』からお願いしたします。

BROSENT知恵袋に質問です、みたいな事を書いておいてください。

あとお名前は出しませんのでご安心ください!

 

 

 

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