コラム『BROSENT知恵袋Vol.71靴の履き始めは何故足が痛くなるの？』

こんにちは、BROSENTの清水です。

皆さんの靴に対するお悩みや質問にお答えする『BROSENT知恵袋』。

本日は『新しい靴は何故足が痛くなるのか？痛くなりにくい方法があります』のお話をしようと思います。

前回こんなご質問を頂きました。

『グッドイヤーウェルトの靴で、結構な痛みを伴う長期の履き慣らし（＝修行）を経て履き馴染んだ後にオールソールをした場合、履き心地って履き慣らし前に戻り、また同じ位の修行が要るのでしょうか？』

ご質問の回答は前回いたしましたが、どうも『結構な痛みを伴う長期の履き慣らし（＝修行）』と言うのが気になります。

もしこの『長期の履き慣らし』が何ヵ月にもわたる場合はサイズが合っていない可能性もあります。

履くのを止めるか、ストレッチをかけるか、何かしらの対応が必要かもしれません。

靴を履いたことで足が痛くなるのは大体履き始めです。

履き始めに足が痛くなる要因は主に２つです。

まずは。。。

・馴染んだ時に丁度良くするため若干タイトめにするため

グッドイヤー製法のお靴の場合、履き込んでいく内に中ものインソールが足の形に潰れてきて容積が大きくなってきます。

なので最初に丁度良い靴を買うと、履き込んでくるうちに少し緩くなってきてしまいます。

その為その分を計算して若干タイトめを買うのが基本となっています。

次が結構多いんですが。。。

・靴、特にソールの屈曲できる角度と、歩行時に足が曲がる角度に誤差が生じるため

です。

意味分かりますかね？

下駄を想像してみて下さい。

下駄は木で出来ています。

これは少しも曲がりませんよね？

すると上に写真のように踵が下駄から離れてしまいます。

履き始めの靴、特にレザーソールの靴はこれと同じ現象が起こってしまうんです。

ですが革は必ず柔らかくなってきます。

しばらく経てば必ず解消されます。

履き始めの靴は『タイト』で『硬い』のです。

新しい靴を買ってウキウキする気持ちは分かるんですが、新しいうちに長時間の歩行を行うと足を痛める元になるので、最初のうちは短時間の使用を繰り返すと効果的です。

じっくり慣らし運転を行ってから、本番に移行してください。

こうるすことで足を痛める可能性がグッと低くなるのでぜひ実践してみて下さい。

ではでは。。。

引き続きお悩み、疑問、質問を受け付けていきますので、是非お気軽にご質問下さい！！

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