![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=370x1024:format=jpg/path/s02f36acb0c0e43e5/image/if4f0ad53fa7634dd/version/1708391212/image.jpg)
こんにちは、BROSENT(ブロセント)の清水です。
私前職は売上や在庫の管理、マネージングや店舗開発など様々な仕事をやっておりましたが、自称!メインの仕事はバイイングや商品企画でした。
それを20年ほどやっておりましたおかげか全盛期は200足以上の靴を所有しておりました。(恐ろしくて数えたことはありません。。。)
現在でも100足弱は残っております。
そこで連載として特に思い出に残っている靴を皆様にご紹介しようと思います。
私の仕事ですから、靴好きの方が期待する靴業界の裏話を怒られない程度に盛込んでいこうと思います。
本日は超珍品!正体不明!謎の≪Tricker's(トリッカーズ)≫です。
今を遡ること四半世紀ほど前、イギリスの靴の聖地ノーサンプトンには3人の『重鎮』と呼ばれる方がいらっしゃいました。(あ、私が勝手にそう思っているだけです。。。)
『Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ』のロビン・ギネスさん、『Alfred Sargent(アルフレッドサージェント)』のリチャード・ウェッブさん、そして『Tricker's(トリッカーズ)』のブライアン・タビナーさんのお三方です。
特に『Tricker's(トリッカーズ)』のブライアン・タビナーさんには大変お世話になりました。
チャールズ皇太子(現国王チャールズ3世)が工場を訪問した際に工場を案内したり、デヴィッド・ボウイやポール・スミスがお知り合い、と言うとてつもない御仁だったんですが、何が気に入ったのか『Japenese son(日本の息子)』と呼ばれ可愛がって頂きました。
そんなでしたのでメーカーを訪れるたびに、アウトレットショップなどにある靴から『好きなのあげるから持って行って良いよ』と言われていました。
半年に1回は行っていたので、私一時期『Tricker's(トリッカーズ)』だけで優に20足以上持っていました。。。(;^_^A
そんな中何時だったか忘れましたがいつもの如く『どれにする?』と言われた時に『ハッ!』と目についたのが本日の靴、こちらです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=461x10000:format=jpg/path/s02f36acb0c0e43e5/image/ia68720ea60f48c58/version/1708336572/image.jpg)
現在作られている『Tricker's(トリッカーズ)』の靴には似ても似つかない見た目。
いや現代靴とは明らかに異なる雰囲気を醸し出していました。
と言う訳でその時はこちらのお靴をもらい受けました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=10000x339:format=jpg:rotate=90/path/s02f36acb0c0e43e5/image/ie2865413744f0429/version/1708336610/image.jpg)
デザインはV-フロントエプロンダービーとでも言うのでしょうか。
モカはツイスト=すくいモカです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=448x10000:format=jpg/path/s02f36acb0c0e43e5/image/ia542566d9f640556/version/1708336662/image.jpg)
そのモカが羽根の部分まで伸びていると言うかなり個性的なデザインです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=453x10000:format=jpg/path/s02f36acb0c0e43e5/image/iacaea820ad78f3d7/version/1708336705/image.jpg)
ソールはレザーソールに、オールラバートップ。
化粧釘がこれでもかとばかりに打ってあります。
ここからが謎になってきます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=473x10000:format=jpg/path/s02f36acb0c0e43e5/image/i06b7b95b8ad94f74/version/1708336745/image.jpg)
この靴この写真で分かりますかね?
実はグッドイヤー製法ではなく、セメンテッド製法なんです。
『Tricker's(トリッカーズ)』では僕もお気に入りの。。。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=456x10000:format=jpg/path/s02f36acb0c0e43e5/image/i9a9a394962d75817/version/1708336785/image.jpg)
ルームシューズや、オペラパンプス、かつてはスリッパなどセメンテッドの靴も販売していますが、それらは全て外注なんです。
この靴はどうなんでしょう?
実はそれすらも分かりません。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=459x10000:format=jpg/path/s02f36acb0c0e43e5/image/i565f694c428dff44/version/1708336847/image.jpg)
イギリス製である事は間違いないようなんですが。。。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=455x10000:format=jpg/path/s02f36acb0c0e43e5/image/i007b98c4f81c15f3/version/1708336894/image.jpg)
シューソックには『Corniche by Tricker's』とあります。
昔青山にTricker'sを扱っていた『コーニッシュ』さんと言うお店があったんですが、それとは関係ないんでしょうか?
このソック自体は時々古靴屋さんなんかで見ることはあるんですが、セメンテッド製法の物は見たことがありません。
全てオーソドックスなデザインのグッドイヤー製です。
この子はいったい何者なんでしょうか!?
分かる人がいたら教えて下さい!(笑)
と言う訳で如何でしたでしょうか?
『俺の靴見る?』は本日でひとまず最終回とします。
もしかしたらまた何か発見して番外編があるかもしれませんが。。。
ではでは。。。
👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞
≪BROSENT Viewer≫会員募集中
≪BROSENT Viewer≫会員にお申込みいただくと、≪BROSENT Viewer≫を閲覧できるだけでなく、限定フェアや限定モデルなどの様々な特典を受けることが出来ます。
是非お申し込みください。
お申込み方法⇒『BROSENT Viewer』
👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞
≪BROSENT知恵袋≫では皆さんの靴に関する様々なご質問にお答えしています。
≪質問受付≫
ご質問は『コンタクト』からお願いしたします。
BROSENT知恵袋に質問です、みたいな事を書いておいてください。
あとお名前は出しませんのでご安心ください!
👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞👞
BROSENTの靴の特徴に関してお知りになりたい方は⇒『個靴~BROSENTの靴』
オーダー方法に関してはお知りになりたい方は⇒『How to Order~オーダーの方法』
BROSENTの靴を買える場所をお知りになりたい方は⇒『アクセス~取扱店舗』
BROSENTでは代理店の募集や各種オーダー会なども行っております。詳しくは⇒『法人様向け』