
こんにちは、BROSENT(ブロセント)の清水です。
本日は靴の仕様のお話。
靴について熱く語る靴好きさんの口からもあまり拘りを聞いたことが無いアイレットのお話です。
是非最後までお付合いください。
アイレットとはシューレース=靴紐を通す穴の事で、日本では鳩目と言います。
このアイレットの数に拘ったことありますか?
まぁ普通無いですよね?(笑)
オックスフォード=内羽根の靴の場合現代の靴は殆どが5つです。

イギリスの『Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)』も。。。

『Tricker's(トリッカーズ)』も。。。

スペインの『CARMINA(カルミナ)』もみんな5つです。
5つしか店頭にないので拘りようがないんだと思います。
次にBROSENTのオックスフォードを見てみましょう。

クウォーターブローグの≪Allison(アリソン)≫。

ダイヤモンドキャップの≪Riley(ライレー)≫。

クラウンキャップの≪Janice(ジャニス)≫。
そう!BROSENTのオックスフォードは6つなんです!
私も滅茶苦茶靴の歴史に詳しい訳ではありませんが、この6つアイレットは1910~1950年位まで主流だった仕様なんです。
靴の広告を見てみましょう。

こちらは1920年代の広告です。
ダービー=外羽根は現代同様5つですがオックスフォードは全て6つです。
続いては1930年代を見てみましょう。

こちらもダービーは5つですがオックスフォードは全て6つです。
ちょっと時代が下って1950年代はどうでしょう?

同じですね~!
この後1960年代になるとチラホラと5つが登場して来て、1980年代には完全に逆転しているようです。
つまりBROSENTの6つアイレットはクラシックな『エレガントがきちんとエレガントだった時代』の仕様なんです。
奇天烈シューズ屋だと思っていた方!
実はBROSENTは超王道クラシックシューズ屋なんですよ!!(笑)
まぁ奇天烈も作れますが。。。(;^_^A
奇天烈から超王道クラシックまで幅広くお作り出来ますので是非一度見にいらっしゃってください!
本日はちょっとマニアックなお話でした。
ではでは。。。
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